花木図鑑|ひみつの花園 | サクラ ”エレガンス ミユキ"
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花木図鑑

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サクラ ”エレガンス ミユキ"

  • 花が咲く
  • 香りがする
  • 高木
  • 落葉樹
梅に似た花姿で濃いピンクが鮮やかな八重咲きの品種。冬から春にかけてソメイヨシノよりも早くから長く花を楽しめます。

 

<‘エレガンスみゆき’はどんな桜?>

まだあまり知られていない桜 ‘エレガンスみゆき’の一番の特徴は、秋から春にかけて咲くこと。そして、目を奪われるほどのあざやかな濃いピンクの花色も魅力です。また、花びらは11枚から20枚と多く、ソメイヨシノの5枚と比べると倍以上。桜は花びらが6枚以上は八重咲きと呼ばれますので‘エレガンスみゆき’も八重咲きの桜の一つです。ただ、八重咲きとしては花びらは少なめなので、濃いピンク色の印象から梅に似ていると言われることもあります。
‘エレガンスみゆき’が正式に品種登録されたのは2016年ですが、誕生したのは30年ほど前のことだそうです。埼玉県の育苗家が庭桜と庭梅を交配させて生まれた桜だとされています。‘エレガンスみゆき’という名前は、育苗家の方の長女の名前から付けられたそうです。

 

<1年に2回咲く唯一の紅色八重桜>

‘エレガンスみゆき’ は、秋から春、あるいは冬から春にかけて咲く桜と表現されます。しかし、正確には、秋と春の年2回、開花時期を迎える桜です。長く咲き続けるように言われるのは、秋の開花時期が11月から2月、春の開花時期が3月から4月上旬ときわめて近いからのようです。
サクラの名所づくり等を手がける公益財団法人「日本花の会」によると“花が紅色八重咲で春と秋に開花する二季咲性品種は現在までこの品種以外には知られていない”ということです。
実際に盆栽仕立ての‘エレガンスみゆき’を育てている人によると、10月頃から3月頃まで次々と花が咲くのだそう。咲く時期や花の数は環境にもよりますが、長く楽しめる桜であるとはまちがいないようです。

 

<‘エレガンスみゆき’のもたらす色彩効果>

‘エレガンスみゆき’の花の色は、数多くあるピンク色の中でもフューシャピンクと呼ばれるような濃いピンク色です。色彩は、身近に置いたり、身につけることで、人にさまざまな効果をもたらすとされています。‘エレガンスみゆき’のフューシャピンクには、どのような効果があるのでしょうか?
フューシャピンクとはもともとフクシャという南米のエキゾチック花の色から生まれた青みのあるピンク色です。そのためか、フューシャピンクは「活発さ」「自己肯定感」「自信」を与える色とされています。
心も体も寒さで縮こまりがちな冬に‘エレガンスみゆき’は、花の可愛らしさはもちろん、その色で見る人を元気にさせてくれる存在です。
‘エレガンスみゆき’は、盆栽の世界でも人気があり、鉢植えを通販で購入することもできます。寒い季節もフューシャピンクの‘エレガンスみゆき’をそばに置くと、はつらつと過ごせるかもしれません。
 
分類 バラ科モモ亜科スモモ属(サクラ属)
樹形 高木落葉広葉樹
花言葉 (サクラ全般では)精神の美・優美な女性
鑑賞期 12月~4月
花の色 濃桃色
関連LINK 日本花の会「桜図鑑」
※植物名称は、通名・流通名で記載している場合があります。
※「花木図鑑」でご紹介する植物は、当園及び周辺地区で生育している植物です。
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モデル協力:もり・りさ 中尾 聖